とある休日のこと。
何となく思い立って立ち寄ったお花屋さん。
入ってみたものの、花の種類、色、本数、どうやって選べば良いのかさっぱり分からずに右往左往。
取り敢えず今回は、目に入ったお花1束を買ってみることにしました。
このままお会計を済ませて帰れば、めでたくお花デビュー!
そんな風に浮かれていると、店員さんに「長さはこのままでよろしいですか?」と聞かれて、頭の中はハテナマーク。
(このままじゃないパターンもあるってこと…?汗)
「ハッ、はいぃ……」と小さく答えるなり、思ったよりも長い茎を見て持ち帰りが難しいと悟り、先10cmほどを切り落としていただくことにしました。
そうして、無事にお花屋さんでの初めての買い物が終わりました。
帰宅後、いつか使うからと捨てずに置いていた空き瓶を引っ張り出して、お花を飾ります。
明らかに長すぎる部分を切り落としてからは、葉を1枚、また1枚と切り落とし、茎を少し切っては瓶に差し、切っては差しの繰り返し。
試行錯誤の末に茶色い瓶のお花が完成し、切り落としたお花と葉を寄せ集めてなんとか丸い瓶も完成。
これを完成としても良いのか、果たして許されるのかも分かりませんが…。
その後写真に収める際、見せる角度も重要であることに気付きました。
思い返せば、普段カメラでお花を撮る時には背景や角度を考えて、一番美しく写る様に心掛けています。
お花の写真を撮ることとお花を生けることは、実は全然違うことのようで多くの共通点があるのかも知れない。
そういう風に感じた、梅雨入り前の少し肌寒い夜のお話。

コメント